カクテルパーティーのような雑踏の中でも普通に会話ができるように、自分が注意を向けているとその音だけを聴き取る事ができる現象の事
音の聴こえる方向や周波数構成を基に選別していると考えられており、複数の楽器による音楽の中で特定の楽器のメロディを追いかける事ができるのもこのカクテルパーティー効果によるものである
カクテルパーティー効果は聴覚には届いている音の中での選別についての効果であり、周囲の雑音が大きすぎて対象の音が聴こえなくなるマスキング効果を覆すものではない。ただしケースによっては、注意を向けている対象音が聴こえなかった時に補完して聴こえたように錯覚するような場合もある
【参照】
⇒ マスキング効果
⇒ マスキング効果