偏ったDTM用語辞典
dB デシベル
誤解を恐れずに言えば音の大きさの単位。より正確に言えば比率の単位である。良く騒音の大きさが何デシベルと言う言い方をするがこれは正確にはdB SPLという音圧を表す単位であり、単なるデシベル(dB)は比率を表す単位である。
電話を発明した事で有名なベルという人の名前にちなんで、「ベル」という単位があり、「デシ」はデシリットルのデシと同じでその10分の1の単位である。
デシベルは比率の単位であるので、2つの値がある時にAがBに対して何倍であるかをあらわし、アンプなどの入力に対して出力がどれだけ大きくなるかという増幅率などをあらわすために利用される。電力比の場合、入出力の比率のlog10を取り、その数値を10倍するとdBの値になる。オーディオ機器関係で良く使用される入出力レベルについての場合は、電力と電圧の関係でさらにその2倍になり、比率の20*log10 を取ったものになる。
例えば入力と出力の比が2倍だと、
20*log10(2) = 6.02... で約6dBとなる。 6dB違うと電圧が2倍(電力で言えば4倍)違うと覚えておけば良い。即ち、イコライザーで音質を調整する場合など、+6dBするという事は波形の振幅を2倍にする事であり、-6dBするという事は振幅を1/2にする事である。
他に良く使われる便利な値としては以下のようなものがある。
| dB | 比率 |
| 0 | 1 |
| 6 | 2 |
| 12 | 4 |
| 20 | 10 |
| 40 | 100 |
| 60 | 1000 |
フィルター特性によくある6dB/Octなどというのは、1オクターブ変わると振幅が2倍変わるという事である。12dB/Octなら4倍、18dB/Octなら8倍となる。
また、dBから派生した単位として前述のdB SPL以外にも電力の単位dBm、電圧の単位dBu(dBv)、dBV、また、デジタル信号の大きさを表すdBFSなどがある。これらは0dBの基準値を定める事により、絶対値をデシベルで表示する単位である。
このように音や信号の強さを表す際にはdBがよく使用されるのは、耳にようやく聞こえる程度の小さな音から爆音までの間を単に数値化すると桁数の変化が大きくなりすぎるという事情がり、対数を使ったdB表示にする事により、取り扱いやすい数字にする事ができる。


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