信号波形の平均値が0からズレている事を表す
音の信号波形は、0を中心として+側と-側に振動しているが、平均した中心はちょうど0にならなくてはならない。しかし、使用する機材によって、あるいは加工の結果として中心が0からずれてしまう場合があり、この状態を「DCオフセットがある」と表現する
下の図では、信号(青い線)の中心が+0.1程のレベルになっている。このような信号をそのまま使用すると音の接続部でノイズの原因となり、また信号が大きくなると偏っている側で本来よりも早くクリップを起こし歪みが発生する
DAWや波形編集ソフトなどでは、音声データに対してこのような「DCオフセット」を除去し、中心を0に合わせなおす機能を持っているものが多い