1978年に米国テキサスインスツルメンツ (TI) 社が発売した教育用玩具の名前。スピーチシンセサイザーによって英単語を喋り、正しいスペルを入力するというものであった。当時珍しかったスピーチシンセサイザーを応用した玩具は子供だけでなく大人たちの目をも引いた
メモリが高価だったため、極限まで圧縮された音声は高品質とは程遠かったが、逆に荒く、ローファイな音声は独特の味わいがあり、後にこれを音源として楽曲の中で使用するミュージシャンも現れた
さらにはこの玩具に改造を施し、様々な音を作り出す事が行われるようになる。この流れはSpeak&Spellだけにとどまらず、音を発する玩具全般に対して改造を行い、どれだけ凄い音を作り出すかを競うような、「サーキットベンディング」が行われるようになる
現在でもSpeak&Spellのファンは多く、Speak&Spellのソフトウェアによるエミュレーターなども公開されている