1.エフェクターの一種。 音を遅らせる効果の事。 リバーブと似ているが、リバーブのようなもわっとした残響ではなく、山びこのように1つずつがはっきりした音になる
ディレイを作り出す最初のエフェクターとしてはテープを使用したテープエコーがあり、その後BBDという素子を用いた電子的なものになった。更に処理がデジタル化されてからはディレイはバッファに入れて遅らせて取り出すだけの非常に簡単な構造で実現できる作りやすいものになった
BBD素子を用いたものを「アナログディレイ」、デジタル技術を用いたものを「デジタルディレイ」と区別して呼ぶ場合もある
フランジャーやコーラスなどの他のエフェクターの構成要素としても用いられる基本的なエフェクトである
2.一般的な意味として、様々な信号が遅れる事を指してディレイと言う。 近い言葉にレイテンシーがある。 それほど厳密に使い分けられているわけではないが、信号が遅れる事がディレイであり、それにより発生した遅れ時間がレイテンシーである