トークボックスとも言う。 エフェクターの一種。 スピーカー(ドライバーユニット)から出る楽器の音をホースで導いて口に咥え、楽器を弾きながら口の中で共鳴させた音をマイクで拾う事で楽器がしゃべっているように聞こえるという効果のものである
演奏の際には、口の形で共鳴させるだけなので声を出す必要はない。出てくる音としては、ボコーダーに近いが、口の形でフィルターがかかるだけなので破裂音や摩擦音の子音が無くなる、口の前でマイクで音を拾っているので声を出すとミックスされる、などの差はある
エフェクターとしてはかなり特殊であり、見た目のインパクトも強い。単純な構造なので自作する人もいる。使っているとよだれで汚くなりがちである。かつては脳が振動して頭が悪くなる、というような噂が流れた事があったが真偽のほどは定かではない
最近では本物のトークボックスは稀な存在となり、ボコーダーの動作モードとしてトークボックスをシミュレートするものもある。なお、この場合はボコーダーの一種としての動作であるのでマイクに向かって声を出す必要がある