「エクスパンダー」という言葉自体は一般名詞に近いため、何かの拡張モジュールなどの意味合いで使用されている場合もあるが、ダイナミクス系に分類されるエフェクターの1つに「エクスパンダー」という名称のものがある
コンプレッサーと逆の動作で、小さな音はより小さく、大きな音はより大きくするという効果を持つ。
専用のエフェクターというよりも、多機能なダイナミクス系エフェクターの機能の1つとして含まれているというケースが多い
なおカナ表記では「エクスパンダー」、「エキスパンダー」の両方が用いられている
1つの使用目的は設定したスレッショルドレベル以下の音を小さくしてしまう事で余計なノイズを減少させるというノイズゲートと同様(あるいはノイズゲートそのもの)の使い方である。このように指定したスレッショルドレベル以下を操作するものを「ダウンワードエクスパンダー(downward expander)」と呼ぶ(これに対してスレッショルドレベル以上を操作する場合は「アップワードエクスパンダー(upward expander)」と呼ばれる)