フラッシュメモリカードの規格の一つ。省略して「スマメ」と呼ばれる事もある。東芝がフロッピーディスクの代替を目標として開発した規格であり、一時はデジカメやデジタルオーディオプレーヤーなどにも搭載されていた。2005年に東芝が撤退して現在は既にカードの生産は行われておらず、スマートメディアの業界団体である「SSFDCフォーラム」も解散している
非常に薄い形状でフロッピーディスクを小型化したような形状のカードである。スマートメディアはカード自体にはコントローラを搭載せずにメモリチップだけを載せているため、他の規格に比べて価格面で有利とされていたが、反面、特性が搭載されたメモリチップに左右されやすく相性問題が起こりやすかった。また相性問題とは別に、カードの切り欠きの方向が違う5V仕様と3.3V仕様という異なる規格が混在しており、お互いに互換性はない
ヤマハのエレクトーン、シーケンサーのQYシリーズやその他シンセサイザー、また、ローランド製品やコルグ製品など、楽器関係での採用例は割合多かった
現在は既に入手困難な状況であり、調達するには僅かな流通在庫を探す必要がある