シンセサイザーにおける音色の事。あるいは「パッチコード」による接続の事
言葉の本来の意味は「継ぎを当てる」事であり、ソフトウェア関係でも不具合を修正するための「修正パッチ」などの使われ方をしている
一方で、機器関連の言葉として「パッチコード」あるいは「パッチケーブル」と呼ばれる短いケーブルで簡単に配線を変えて信号の流れを作る、という意味で使われる。特に各機能ブロックがばらばらになっているモジュラーシンセサイザーでは、音を作成するために各ブロック間を「パッチコード」で接続するのが基本であり、作成した接続状態と音色を「パッチ」と呼んでいた。この事から、「パッチコード」を使わないシンセサイザーにおいても、各パラメータが設定された結果として出る音色を指して「パッチ」と呼ぶようになった
なお、音色をあらわす言葉としては他に「プログラム」があり、MIDIの用語では音色を切替える信号を「プログラム・チェンジ」と呼ぶ。また、シンセサイザーの出荷時からあらかじめ入っている音色については「プリセット」という言い方をする事も多い