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DTM / MIDI 用語の意味・解説

偏ったDTM用語辞典


Envelope エンベロープ

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言葉の意味は「包み」であるが、音に関して言えば音量の変化曲線の事を言う。「エンベ」と略す場合もある。日本語では「包絡線(ほうらくせん)」と呼ばれるが音楽関係で使う事はほぼない。

一般的に音の波形は下図の青い線のように激しく振動しているが、この全体を包む曲線(赤い線)がエンベロープである。シンセサイザーではADSRや、より複雑なエンベロープジェネレータでこのエンベロープ波形を作り出し、VCAに接続して音量の変化を付ける事になる。

逆に、入力された音の信号からこのエンベロープ波形を取り出す機能を「エンベロープフォロワー」と呼び、モジュラーシンセサイザーなどでは独立したモジュールとして準備されている場合がある。

なお、本来の意味では「エンベロープ」は音量の変化に関する曲線の事であるが、シンセサイザーの音作りの上ではエンベロープジェネレータで発生した波形で音程を変化させる「ピッチ・エンベロープ」やフィルターカットオフ周波数を変化させる「フィルター・エンベロープ」など、さまざまな使われ方がある。このことから、時間と共にパラメータを変化させる曲線全般を指して「エンベロープ」と呼ぶ事も多い。



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