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DTM / MIDI 用語の意味・解説

偏ったDTM用語辞典


Mastering マスタリング

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ミックスダウンの後、2ミックスとして出来上がった楽曲を例えばCDなどの所定のメディアに収めるために原盤を制作する作業を言う。DTMなどで、最終的な成果物までの制作作業が連続している場合は、ミックスダウンとの境界は曖昧になりがちであり、ミックスダウンの最終段階も含めてマスタリングと呼ぶ事もある。

マスタリングとミックスダウンの基本的な違いは最終的な入れ物となるメディアやユーザーの再生環境を意識するかどうかであり、ミックスダウンではスタジオレベルで最良の音を作り、マスタリングでは聴く人が普通使用するであろう機材で最良の音を作るのが目的である。

制作のプロセス全体は下図のようになる

マスタリングの際には曲順、フェードイン・アウトなどのアルバムとしての構成が決定されると共に、イコライザーコンプレッサーリミッターなどを用いてアルバム全体を通した音の作り込みがされる。このため、マスタリングで良く用いられるエフェクター群をパッケージして「マスタリング用」と称した製品(Waves社のバンドル製品やIKマルチメディア社の「T-Racks」、iZotope社の「Ozone」など)もある。

なお、CDなどの原盤制作という意味での「マスタリング」は更に「プリ・マスタリング」と「マスタリング」という2段階に分けられ、上で述べたような曲の構成の決定や音源の調整は「プリ・マスタリング」とされ、「マスタリング」は原盤となる実際のディスクを作る作業となる。



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