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DTM / MIDI 用語の意味・解説

偏ったDTM用語辞典


MIDI Tuning Standard ミディチューニングスタンダード

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「MTS」と略される。MIDIの周辺規格であり、MIDIで半音以下の精密な音程を制御するための規格。MIDI機器を純正律など平均律以外に調律した音階で使用する事を目的に策定された。

なお、MIDIの規格上は「MIDI Tuning Specification」という用語も使われているが、一般的には「MIDI Tuning Standard」と呼ばれる事の方が多い。

MTSでは、音程を3バイトのデータで表現する。最初の1バイトが通常のMIDIノートと同様に半音単位の音程であり、続く2バイト(14ビット)が半音の間の音程となる。精度としては半音を1/(2の14乗)、即ち1/16384に分割した、0.0061セントとなる。

MIDIメッセージとしては、システムエクスクルーシブのメーカー共通規格であるユニバーサルシステムエクスクルーシブを使用し、非リアルタイムで音階をまとめて設定する「バルクチューニングダンプリクエスト(Bulk Tuning Dump Request)」、「バルクチューニングダンプ(Bulk Tuning Dump)」とリアルタイムに1つの音程を制御するための「シングルノートチューニングチェンジ(Single Note Tuning Change)」が定められている。



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