鍵盤とマイクを持ち、マイクに向かってしゃべりながら鍵盤を弾くとシンセ音でしゃべるという、いわゆるロボットボイスを作り出す機器。もともとはベル研究所によって通信用の音声圧縮のために開発された技術である
かつてのテクノブームの時には大いにもてはやされた。音声を多数のフィルターで分割して特徴情報だけを取り出し、別のキャリアとなる音声に移植するというのが基本原理である。近い音を出すエフェクターとして、スピーカーのドライバーユニットとホースを使用するトーキングモジュレーターがある
また最近では、オートチューンの応用で声をケロらせるといういわゆるケロケロ効果が出てきたので、場合によっては判別が難しいかも知れないが、ボコーダーとは動作原理がまったく違うものである