アナログシンセサイザーで音量変化のカープを作るために一般的に使われる4つのパラメータ、アタック(Attack)(音の立ち上がり時間) / ディケイ(Decay)(持続音への減衰時間) / サスティン(Sustain)(持続音量) / リリース(Release)(減衰時間)の頭文字を組み合わせたものである
この音量変化カーブの発生器である EG (エンベロープジェネレータ)の別名としても用いられる言葉である
また更にパラメータ数を増やして、より複雑なエンベロープを発生できるようになっているケースもあるが、その場合は「 ADSR 」という名前は使われない
例えば NativeInstruments 社製品では音のピーク状態でのホールド時間( Hold )を入れた AHDSR、Linplug 社製品では、持続状態での減衰量( Fade )を入れた ADSFR、ConcreteFX 社製品ではこれら両方を入れた AHDSFR となっている。ただし、一般名称として通用するのは「 ADSR 」だけである