指向性を持つマイクで、音源とマイクの距離が近いと低い周波数がブーストされる現象の事
この現象はマイクに指向性を持たせる機構に起因して発生するものであり、無指向性マイクでは発生しない。単一指向性マイクで発生し、双指向性マイクでは更に強く発生する。約 200Hz 程度より下の周波数から影響が出始め、音源とマイクの距離が 20cm 程度より近づくほど影響は強くなる。一般的にボーカルでマイクと口の適正距離が 20cm 程度と言われるのはこの近接効果が発生しない程度の距離を指している
一部のマイクでは低域が強く録れ過ぎるのを防ぐためのローカットフィルターを搭載している