その場で普通に存在しているノイズの事。例えばライブ会場で演奏を録音しようとしている時の観客のざわめきがフロアノイズである。これが防音された録音スタジオなどであってもその場のフロアノイズは完全に無くなる事はない
また、1つの機器内でもフロアノイズは存在し(それが判別できる程度かどうかは別にして)一定のレベルのノイズは混入する。これをその機器のフロアノイズという言い方をする
なお、信号が無い状態で潜在的に存在するノイズの量を指す「ノイズフロア(ノイズ量の床面)」と「フロアノイズ」は全く違う意味であるが、それほど厳格に使い分けられている訳でもなく、混同して使われている事も多い。「ノイズフロア」はノイズのレベルの事であり「フロアノイズ」はノイズそのものである