シーケンサーなどでデータを扱う際の時間方向の分解能の事。4分音符の長さを数字で幾つに表すかを基準にする事が多い。8/16/32分音符を表現する必要があると共に3連符などへの対応も必要なため、2と3で割り切れる数字にするのが一般的である。初期のシーケンサーでは48や96が使用されていたが、タイミングの微妙な表現を可能にするため、現在では少なくとも480程度が使用される事が多い
ST/GT型の数値入力では直接数値を打ち込むため、タイムベースの設定が重要であるが、最近のDAWなどでMIDIデータを扱う際にはタイムベースの設定はあまり表に出てくる事はない
MIDIのデータをファイル化するSMF規格では、一つひとつのMIDIイベントを発生するタイミングがデルタタイムとして数値で記録されているが、この数値の分解能を表す基本の値としてやはりタイムベースが規定されている