2001年に施行された電気用品安全法(略称は電安法、旧電取法)に基づく表示をPSEマークと呼ぶ。また通称であるが電気用品安全法をPSE法と呼ぶ事も多い
この法律の施行直前に、ビンテージ機材を含む中古楽器の売買が不可能になるとの見解が示され、社会問題化した。結果として現在は、旧電取法の表示もPSEマークと同等とみなし、またビンテージ楽器は例外承認制度が設けられている
法律の対象とされる電気用品は個別に定められているが、直接コンセント(AC100V)に接続して使用する機器やリチウムイオンバッテリーなどが対象となる
法律の対象となる電気用品は定められた検査を受けてPSEマークを取得しなければならないとされ、2006年4月からはこの制度に完全に移行する予定であったが、中古品の扱いが曖昧なままになっていた。直前になって中古品も対象となるという見解が示されたため、このままでは中古電気用品全般の売買が不可能になるとして、音楽制作関連業界を中心として反対意見が噴出した。この問題では、ビンテージ機材が常用される音楽制作関連機器への影響が大きいため、松武秀樹氏、坂本龍一氏など著名音楽家らが署名運動を行ない、その後の経済産業省の対応も二転三転してしばらく混乱が続く状況であった
ちなみにPSEは「Product Safety Electrical Appliance & Materials」の略である