マルチトラックレコーダーで音楽を作っていく際にトラック数が不足した場合、複数のトラックをまとめてバウンスを行い、空きのトラックを作りながら制作する事を指す。最も原始的な手順では、使えるトラックが2つしかない時に、新たな音を加えつつダビングする事を往復して繰り返す事になる
かつてマルチトラックレコーダーがまだ高価な機材であった時代には2台の通常のテープレコーダーを使って音を加えながら往復録音を繰り返すというのがアマチュアにとっての多重録音の一般的な手法であった
テープ式のマルチトラックレコーダーでトラック数が不足しがちであった時代には非常に重要なテクニックであったが、現在ではあまり使用される事はない