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2018/07/18 (2018年07月 のアーカイブ)

Googleアシスタント版「偏ったDTM用語辞典」

Amazon Alexa に続き Google Home で動く「偏ったDTM用語辞典」を作りました。
既に審査を通って公開状態になっていますので、お手持ちの Google Home に「Ok Google、偏ったDTM用語辞典につないで」と言えば起動できるのではないかと思います。

Google アシスタント版「偏ったDTM用語辞典」

Google Home じゃなくてもスマホに Google アシスタントアプリをインストールしても使えます。これだとテキストも表示されるので、思った以上に良い感じです。分類上は「教養・知識」の「その他」になっているのですが、もうちょっとこうしっくりくる分類があると良いんですが。


ただ、このGoogleアシスタント版はまだちょっと納得がいかない所があって、一部の単語が他の一般的な単語に邪魔されて認識が困難になっています。「リワイヤ」とか「ミディ」とか。「リワイヤ」は何回やっても「岩井屋」になります。

この辺の構造は Alexa でも同じで、フロントエンド側で入力された音声がまず最初にテキスト化されてからバックエンドのユーザーアプリに送られるんですが、フロントエンド側が知らない単語には変換されないので、Entity と言う認識してほしい単語のリストを定義できるようになっています。ところがこの指定した Entity の単語が Alexa だとかなり優先的に出てくるのですが、Google アシスタントの場合、優先度が高くないみたいで、「岩井屋」みたいに一般的な(そうなん?)競合する単語があると負けちゃうんですね。

後処理で「岩井屋」⇒「リワイヤ」みたいに個別の同義語定義をしてくれ、というのが想定されている対処方法らしいのですが、この辞書みたいな、単語数だけは多いアプリでそれをやり始めるととんでもない手間がかかりそうです。多分今のところ専門用語の検索的なアプリが想定されていないのかなと思います。Alexa と比べても普通の文章の認識精度は相当に良くて、適当にぽそぽそ喋ってもちゃんとそれらしい文章を出してくる所は本当に凄いんですけどね。

まあこの辺は今後に期待という事で。
後、このアプリのロジック周りをコントロールしている Dialogflow というライブラリというかツールがあるんですが、4月にメジャーバージョンアップしたばかりらしくて、今のところ、ドキュメントやサンプルと実態が一致しない所が色々あってちょっと厄介です。これももう少ししたら落ち着いてくると思うのでこの辺も今後に期待。

Posted by g200kg : 2018/07/18 23:04:35