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2012/01/04 (2012年01月 のアーカイブ)

バイオリン名器の音色、現代モノと大差なし?

年も明けてしまいましたが、昨年末から個人的な事情でやらなきゃいけない事が山積してしまい、身動きが取れません。
正直2011年は世界レベルでも日本レベルでも個人レベルでも実に困った1年だったなあ。
多くは望まないけど、今年はせめて普通に活動できる1年になればいいなあ。 と言いつつ少なくとも1月末くらいまではこの状態が続きそうです。

という所で興味深いニュースが流れてました。
「バイオリン名器の音色、現代モノと大差なし?」
ヤフートップで流れていたので見た人も多いと思いますが、有名なバイオリンの名器「ストラディバリウス」などと現在のバイオリンをブラインドテストしたところ、ストラディバリウスの評価はむしろ低かったというもの。

これは触れちゃいけない所に触れちゃったのか;-)
価格は市場原理で決まるのだから別に問題はないとも思うが、まあ、バイオリンの世界はかなり突出して古美術に近いのかもね。

ニュースの元になった「米科学アカデミー紀要」というのはPNASという科学アカデミーの機関紙で原典はここで読めます。
http://www.pnas.org/content/early/2012/01/02/1114999109.abstract
実験の結果をもう少し詳しく書くと
・もっとも好まれたのは新しいバイオリンだった
・ストラディバリウスは一番評価が低かった
・楽器の古さ、価格と品質の評価には相関がなかった
・ほとんどの演奏者は自分が高く評価したバイオリンが古いものか新しいものかわからなかった
という感じ

まあね、特に電気楽器とかエフェクターなんかでは顕著だけど、新しい使い方が発明されて評価が上がるなんて事もあるし、使い方次第なんで、ニーズの広さ狭さはあるけども、楽器自体には失敗作なんてないんだよ。だから楽器とかエフェクターを作るのって面白いんだよ。と無理やりまとめてみる。

Posted by g200kg : 2012/01/04 22:00:18