偏ったDTM用語辞典
GigaSampler ギガサンプラー
1999年に発表された「NemeSys Music Technology」社のWindowsPC用サンプラーソフトウェア。それまでのサンプラーはハードウェアベースが主流で、データのサイズの制限が厳しい中で、GigaSamplerはディスクストリーミング機能を持ち、名前の通りギガバイトクラスのサンプルデータも扱えるエポックメイキングな製品であった。
後に「GigaStudio(ギガスタジオ)」という製品に統合される。また、派生製品を含めて、まとめて「Gigaシリーズ」などと呼ばれる事もある。
DAWのプラグインという形ではなく、スタンドアローンアプリ形式となっていたため、WindowsPC1台で丸ごとハードウェアのサンプラーを置き換えるというイメージに近い。このため、DAWはMacを使用して、サンプラー用に別途準備したWindowsPCにGigaSamplerを載せる、というような使い方をする人も多かった。
2001年にはTASCAMがNemeSysを買収し、TASCAMブランドとなる。その後ラインナップとして、スタンドアローンのGigaSampler、GigaStudio、に加えてプラグイン化されたGVIが発表された。後にGigaSamplerは販売終了し、スタンドアローン製品はGigaStudioのみとなる。
2009年TASCAMがGigaシリーズの開発終了を発表、Garritan(ガーリタン)がGigaシリーズの技術をTASCAMから獲得した。
GigaSamplerが使用するサンプルデータは「.gigファイル」と呼ばれる形式であり、ネイティブインスツルメンツ社のKONTAKTやスタインバーグ社のHalionなど、他社のソフトウェアサンプラーでもサポートされ、サンプルデータを異機種間で受け渡す共通フォーマットの1つとなっている。


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