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2019/05/24 (2019年05月 のアーカイブ)

Meeting of Modular

もう先週末の話になってしまいますが、5月19日(日)に三軒茶屋 Space Orbit で TFoM主催の Meeting of Modular というイベントが開催されたのでちょっと覗いてきました。

http://tfom.info/2019/05/15/meeting-of-modular/


このイベントはライブ、中古モジュールの販売などに加え、各社の新しい製品について開発者がちょっとレクチャーするという内容になっています。興味深いですね。

会場の様子、HATAKENさんライブ中
会場の様子。ErrorInstrumentsさんがレクチャー中
Clockface Modular さんの展示

という事で今回フィーチャーされていたのは、
 * CWEJMAN "SM-1"
 * Error Instruments "Cloudbusting eurorack wood"
 * Hikari Instruments "Monos"
の 3 機種です。

CWEJMAN のモジュールはハイエンドの真っ当なシンセモジュールなんですけど、Error Instruments "Cloudbusting" と Hikari Instruments "Monos" はなかなかの変化球です。

CloudBusting はパネルを見ても何がなんだかわからないですが、要するに各種のモジュレーション信号の出力と入力が裸のピンで立っているので、ワイヤーでショートさせるなりワニ口クリップで好きに繋ぐなりして雰囲気で使う、というもののようです。

そして、Hikari Instruments "Monos" の方はノイズ系のガジェットで、昨年11月のTFoMの時にも出ていたので中身が良くわからないまま少し触ったりはしていたのですが、今回のレクチャーで漸く理解しました。

オシレータ、ノイズジェネレータ、フィルターが内蔵されていて一見普通そうな構成なのに、なんとフィルターの入力は通常接続されていない、と。ノイズやオシレータの出力は入力の無いフィルターのカットオフ制御に接続されているだけです。という事で、え、これで音が出るの? みたいな回路構成なのに、自己発振寸前の状態になっているフィルターを横から突っついてシーケンス感のあるポップノイズみたいなものが出たりすると。

モジュラーで好きなようにパッチしている時にたまたま使えそうな音が出たので回路を固定してガジェットに仕立てたらしいですが、結構人気の製品になっています。

Posted by g200kg : 2019/05/24 09:10:32