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2016/11/21 (2016年11月 のアーカイブ)

アナログシンセビルダーズサミット2016が開催されました


今年も恒例のDIYシンセイベント、「アナログシンセビルダーズサミット(ASBS)」が開催されました。という事で私もユーロラックモジュールの SUSHI プロトタイプを持ち込んできたので、一部だけですが気になったものなどさらっと。
会場は北の丸公園の科学技術館、いつもの会議室です。この日は雨だったので荷物が多い人は大変だったのでは。
伝説のシンセビルダー、山下さんが持ち込んだ機材。手前はワークショップの教材などにも使っているというアームテルミン。そして奥にある白い鍵盤が新作のメロトロンっぽい何か。メロトロンと同じGから始まるキーボードになっています。これをやりたかったために既存のキーボードを途中でぶった切ったとか。
中身も見れました。Arduinoで4音ポリ音源を搭載。メロトロンぽいピッチの不安定さを出すための全力チューニングが施されています。
hakuさん製作のシンセ。完成品は青いボックスでシルク印刷まで自前でやっているとの事。その中身が基板むき出しの奴で、CPUはSTM32。オシレータにBLITを使用、サチュレーション処理でオーバーサンプリングまでやっている。ツマミで搭載しきれない機能をPC上で編集できるという実に実用的な実装です。
原田さんの謎ガジェット。気のせいかHDDのように見えますが、これでスクラッチぽいプレイができますww
Si7さんのタッチパネルLCD搭載のピアノロール型シーケンサーPiR-01。ユーロラックモジュールになっています。でかい。プロトタイプ展示という事ですが残念ながら発売予定は無いそうです。
せいみさんのFlashAir Sound。WiFi 搭載の SD カードである FlashAir に音源チップを接続、iPhone等の端末からトリガーできるというもの。FlashAir は Lua スクリプトなるもので GPIO をもった完全なマイコンとして扱えるらしい。そんな事できたんだね。
centrevillageさん。問題のブツは中央にある黒くて丸い奴。CDのジャケットが基板でできていて組み立てるとシーケンサーになるというものらしいですが、このシーケンサーがちょっと手が込みすぎな代物。基本はユークリッド系のシーケンサーのようですがやたら多機能でスケールの切り替えやらルーパー的な記録機能やらもあるらしい。
小野さんが持ち込んだ JASPER。ビンテージチープマシンの名機、EDP WASPのクローンです。ブリブリ鳴ります。
去年は基板状態だったsweaccoさんの無限音階オルガン。1オクターブしか鍵盤がありませんが無限音階で上下が繋がっているのでどこまででも弾けます。ちゃんとケースに入るとかわいい。
公生32+さんが持ち込んだMoogのVCFのカスタム品。
ちなみに私はこんな感じでユーロラックモジュール、RedLineシリーズ SUSHI を並べていました。
という事で他にも興味深いものは色々あったのですが、いつもの事ながらその後の懇親会の方がやたら濃い。

いつの間にかこんなの撮られてました。自重。

Posted by g200kg : 2016/11/21 00:17:42