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2015/11/29 (2015年11月 のアーカイブ)

アナログシンセビルダーズサミット2015 (ASBS2015)

完全に年末恒例行事になっているアナログシンセビルダーズサミットが今年も東京・科学技術館で28日開催されました。左が科学技術館、右がセットアップ中の様子です。
ブースの配置図が届くのが遅れてわたわたしたりしてましたが左が配置図、私のセットアップは右のような感じでこじんまりとRedLineシリーズを並べてあります。ちゃんとしたスピーカーが欲しいと思って小さいモニタースピーカー一個くらいなら転がしていけば大丈夫だろうとMSP3を持って行ったのですが、やはり重すぎて途中で後悔。手荷物は軽くしないとだめだなあ。
今回の目玉は伝説の「山下シンセ」です。今から38年前の1977年、シンセサイザーという楽器の存在が知られ始めた初期にもかかわらず初歩のラジオという雑誌でがっつりとした製作記事が連載されたというもので、これを読んで道を誤った人も数多いようで...。右は当時の本と今年11月に新たに出版された書籍「伝説のハンドメイドアナログシンセサイザー」。当時の復刻だけでなく今作るならどうするか、なんて事も書かれているようです。
山下さんの最近の作品、アームテルミン。大学のワークショップで小学生向けの工作テーマとして作られているとの事ですが実はやたらと凝った機能が入っています。中身はAVR。奥にある黒い方は今年作ったものだそうでCVが出力され、単体の玩具ではなくシンセの入力デバイスとして使えるようになっています。 ちなみに山下さんご本人のページはこちらhttp://hyamasynth.web.fc2.com/
左、houshさんの作品。かっこ良いけど近づいてみると実は紙箱、というのは置いておいて今年のテーマはVCAの応答カーブに凝ってみたとの事でリニアからエクスポーネンシャルまで連続変化するらしいです。 右はオルムさんの4Voiceポリモジュラー、モジュラーでありながら4Voice分のパラメータ制御をまとめて出来るようになっています。
左、飯田橋ガジェット研究所さんが持ち込んだWAVE KITのシンセ。70年代のシンセキットです。あったねえこれ。 右はDigiLogさん。手前がOCTAという3ステップシーケンサ付きシンセ。奥の方にちょっとだけ写っているのが開発中のユーロラック対応3ステップシーケンサ、Super Euro Boy。写真だとわからないですが基板パネルにすべての部品を直付けした斬新な構造です。低価格路線を狙っている模様。
左、サーキットベンダーせんとれさんの手によるTR606改。かなりやばい事になっている模様。パフォーマンスが始まるともう解説の声が聞こえないけど楽しそうで良いです。 右は美村 蔵親さんの電子民族楽器、STROLL-A。ショルキースタイルで右手で引いて左手のボタンで音をホールドするような感じ? 気軽に弾けてボケ防止にもなるとかw
左、denha's channel (なお)さんのブース。いつものLEDバッチもあるのですが、こちらはPOLLARD SYNDRUMのクローン。白いパネルがコントローラ。六角形のパッドを叩くと音がでます。 右は公生32+さん。去年よりサイズダウンしてユーロラックフォームファクターに。ただし奥行は10cmあるらしい。この奥行をどこまで使うかというのもユーロラックの悩みどころではあるんですがね。左上のスペースはシーケンサの予定とか。

他にも色々あったのですが写真が残ってません。
という事で今年も無事終了しました。参加された皆様、お疲れさまでした。

Posted by g200kg : 2015/11/29 13:14:57