RSS Twitter Facebook
g200kg > 糞楽曲の世界 > 3.世界の糞楽曲

糞楽曲の世界

2005/10/11

3.世界の糞楽曲



ここでは糞楽曲を"Kuso Music"として紹介しているが、英語で言うならば "shit music"となるようだ。 この言葉が英語圏の人に取ってどのようなニュアンスで受け取られるのかは 定かではないが、とりあえず "shit music"をgoogleで検索すると4万件あまり がヒットする。 

もちろんそれは、自分の気に入らない曲を罵倒する場合もあれば、自作の曲
を自嘲的に言う場合もあるだろう。しかし、ここでは世の中のメジャーな舞台
に存在するにもかかわらず「愛すべき糞楽曲」のにおいを感ずる事ができる
ものを幾つか紹介する。


レジデンツ:The Residents

70年代から活動を続けている謎のバンド。 目玉おやじのマスクをかぶるスタイルが有名で 変なもの好きの中では知らぬものがいないほどである。 映像とリンクしたミュージックビデオの創始者でもあり、 単なるバンドというよりはアート集団という趣が強い。

オフィシャルサイト
http://www.residents.com/

Meet The Residents: アマゾンのページ
↑ちょっと下に試聴コーナーがあります。"Boots"がおすすめ。


シャッグス:The Shaggs

フランクザッパも絶賛したという正真正銘の天然系糞楽曲バンド。 アメリカの片田舎の姉妹が音楽をやりたくなったので、 お金持ちのパパにお願いしてレコードを作ってしまったらしい。 初めて楽器をさわりましたと言わんばかりの演奏は、しかし、 奇跡の「間」を作り出す。 はじめて聞いた時はぶっとびました。てゆうか真似できません・・・。

http://www.shaggs.com/
↑まずはここで、変な魚みたいな絵をクリックして聴いてみて欲しい


フライングリザーズ:The Flying Lizards

これは本当にチャートの上位にまで食い込んだメジャーな世界のバンド(一人だけど)である。 彼、デビッド・カニンガムは(少なくとも当時)楽器は弾けなかった。ボーカリストとして起用したのは今だかつて歌を歌った経験がないという素人の女性である。この曲、Moneyは1979年全英チャート5位を獲得した。ここで聞こえるバスドラムは段ボール箱を叩く音だという事である。

これを糞楽曲と言うのは無理があるかも知れない。あまりにもかっこ良すぎるのだ。
しかしその源流には糞楽曲に近い何かがあるような気がする。

試聴できるページを探してみた
YouTUBEから Flying Lezards: Money


キング・ユスネビッチ & ヒズ・ユスネビッチトーンズ:King Uszniewicz and his Uszniewicztones

BBSの方でぜひラインナップに加えて欲しいという意見をいただきました。 教えてもらうまで知らなかったのだが、常に「最悪の・・・」とかの形容詞が付く オールディーズなロックンロールバンド。 ジャンルとしてはガレージロックとかガレージパンクという事になる模様。 恐ろしい事に3枚のアルバムがでている。

2001年頃、ネット上では(ミャッカムミャッカムってので)一時盛り上がった事があるようである。
とにかく勢いがあるので、耳が慣れるまで聴き続けていると「こいつらなかなかカッコいいじゃん!」て、錯覚するかも知れない。

Yahoo shopping
YOUTUBE からミャッカムミャッカム


フローレンス・フォスター・ジェンキンス:Florence Foster Jenkins

20世紀初頭の米国のオペラ歌手。本来私が普段興味を持って聴いているようなジャンルではないので、ここに紹介するのは気がひける所もあるのだがかなりの破壊力の持ち主のようである。Wikipediaによれば「音程とリズムに関する感性がほとんどなく、極めて限られた声域しか持たず、一音たりとも持続的に発声できない・・・」。凄い言われよう。しかしそんな彼女は歌手になりたかったようで、その道を進むのに充分な遺産を相続すると躊躇する事なく歌手となり、リサイタルを開いた。かくして聴衆はぶっとび、批評家はネタにし、大衆の興味をかえって引いて人気が出る、というサイクルが回りはじめた、と。 彼女は自分が偉大な音楽の才能の持ち主と信じて疑わなかったそうだ。

YouTubeのページ

Wikipediaにも載っています Wikipediaのページ

という事で、いつの時代にも、どんなジャンルの音楽にも糞楽曲というものは存在し、コアなファンの支持を受けるという事はあったんだなぁ、と思うわけです。




g200kg