フェンダー社が1960年に発表したエレクトリックベースのモデル名。最初のエレクトリックベースである「プレシジョンベース」から9年後のモデルである。「ジャズベ」などと呼ばれる。サンプラーの音色などでは「J.Bass」のような略語が使用される事が多い
プレシジョンベースでは１つだけだったピックアップを２個搭載しそれぞれの音量をコントロールできるため、音作りの幅は広くなっている。全体的な傾向としてはプレシジョンベースに比べてブライトな音色であり、重低音で押しまくるような使い方よりは技巧的なフレーズを前面に押し出すような使われ方が多い。また、プレシジョンベースよりもネックが細いため、ベース初心者にとっては扱いやすいという側面もある
「ジャズベース」の名前はフェンダー社が1958年に発表したエレクトリックギターである「ジャズマスター」のベース版という意味合いを持っている。名前は「ジャズベース」であるが特に音楽ジャンルとしてのジャズにこだわらず使用され、フェンダー社の「プレシジョンベース」と「ジャズベース」はエレクトリックベースの２大代表モデルと言える