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2022/06/12

電子ハーディーガーディー Electro Gurdy


一か月ほど前にレア楽器の「ハーディーガーディー」のキットを組み立てた話を書きました。
下にリンクを貼っているので見ればわかりますが、組み立てたのは基本的には模型のキットという位置づけのものです。
実際に楽器として使うのはかなり難しいのですが、構造的には非常に興味深いものです。

「ハーディーガーディーのキットを作ってみた」



という事で、このハーディーガーディーを電子楽器として作ったら面白いのではないかなあと思って作ってみました。

使い勝手がどうなるかとりあえず作ってみない事には判断できないので、見切り発車気味にざっくり回路図を書いて

基板を起こします。

ハーディーガーディー最大の特徴と言えるハンドル部分はこんな感じ。

* MCUはSTM32、Nucleo ボードをそのまま使います
* 右手のハンドルはギア経由でモーターを回して発生した電圧をADCで読む
という作戦で行きます。



それで基板を作ってとりあえず音が出る状態までしたのが下の動画です。

どうもね。左手キー部分の扱いがちょっと難しいです。本来のハーディーガーディーの演奏ポジションだと指で下から上にキーを押し上げる形になって手のひらで本体を抑えるような形になるんですが、普通の鍵盤ぽく指でキーを押さえる形にしたのでポジションが定まらない感じはします。慣れの問題かも知れませんが。

まあとにかくこれで筐体を3Dプリンタで作って...

ついでにせっかく電子化したので、本来のハーディーガーディーではできない機能も付けてみます。
ハーディーガーディーはバグパイプと同じで持続するドローン音が出るのだけどをこれをハンドルの回転方向で切り替えられるようにしてみました。
これを使った演奏が下の動画です。

まだ色々未完成な所もあるのだけど、多分今年の Maker Faire Tokyo 2022 (9月3~4日) には持っていきますので、Maker Faire 2022 参加予定の人はよろしくお願いします。

posted by g200kg : 3:47 PM : PermaLink

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