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g200kg > ボコーダーの使い方

2008/08/05

ボコーダーの使い方

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ボコーダー全般の簡単な解説とVocovの使い方について

Vocoveeはこちら

Vocovはこちら

ボコーダー Vocovを公開してからかなりたちますが、使い方がよくわからんと言ってこられる方が結構いらっしゃいますので、多少解説を。


そもそもボコーダーというのはこんな形の怪しい機械で、鍵盤とマイクが付いています。 で、マイクに向かって喋りながら鍵盤を弾くと、鍵盤の音程で喋って(歌って)くれるという機械です。 音程は鍵盤側で決まっちゃいますので、マイクに向かって喋る方は金切り声をあげようが、低い声でボソボソ喋ろうが基本的には変わりません。


中身はどうなってるかと言うと、こんな感じで鍵盤の方は内蔵のシンセに繋がっていて、マイクの音とシンセ音を混ぜ合わせる心臓部分に入っていく訳です。 この時のシンセ側の音を「キャリア」、マイク側の音を「モジュレータ」と言います。 この心臓部分のユニットが本来のボコーダーで、鍵盤とか内蔵シンセはおまけと言えばおまけなんですが。


さて、これをソフトシンセにしようとすると幾つかのアプローチがあります。 一番単純なのが、マイクとシンセを混ぜ合わせる心臓部分のユニットだけにするという方法。 DAWで使うんだからシンセの部分はよりどりで自分の好きなのが使えます。 問題はシンセ側とマイク側の2つのオーディオ入力が必要という所。 (VST3.0では解決したかも知れないが)、今の所2つの入力を入れるために、ステレオの右と左を使用します。 なのでちょっと信号のルーティングに工夫が必要になります。右にマイク音声、左にシンセ音みたいなトラックを準備して、そこにボコーダーをエフェクトとして入れる、て感じですね。 弱点はこの構造ではステレオでエフェクトをかける事はできません。 それに何よりルーティングが面倒だし、初めて触る人にはなんだかよくわからんなぁて事になりがちです。


次に市販のボコーダープラグインなどで多いアプローチですが、内蔵シンセを持ったエフェクトにするという方法です。 エフェクトなので、マイク音のトラックに挿入します。 シンセ側の音は内蔵シンセなんですが、このシンセを鳴らすためのMIDI信号が必要です。 という事で、エフェクトなんですけど、MIDI入力を持っていますのでMIDIのトラックからルーティングしてやります。 ここのルーティングの方法はDAWによりますが、MIDIトラックの出力の設定あたりで設定する事になると思います。 このアプローチならステレオのモジュレータを使う事も出来ます。( シンセ音は内蔵のもの限定ですけどね)。 動けば何も問題ないんですが、DAWによっては(特にフリーのDAWとかだと)、エフェクトにMIDI信号をルーティングするという事自体をサポートしていない場合があります。

Vocovee はエフェクタ型のプラグインでこの形式を使用しています。

ただVocoveeをSONARで使用する場合、エフェクトにMIDI信号をルーティングするためにはただDLLをプラグインのフォルダに入れるだけでなく、「プラグインマネージャ」で「シンセとして登録」にチェックを入れる必要があります。ここで引っかかっている人が結構いらっしゃるようですので、ご注意を。


さて、Vocovの場合なんですが、ちよっと違うアプローチになっています。 シンセを内蔵したインスツルメントにして、マイク側の音はキャプチャーという別のプラグインで取って来るという方法です。 これならステレオエフェクトをかける事もできるし、インスツルメントにMIDIを供給できないDAWはありませんので、問題解決。 のはずなんですが、実は弱点はキャプチャーと本体の繋ぎ部分で、DAW本来の動作と無関係に動いてますので、妙な事が起こる可能性はあります。 安全性を高めるためにバッファを増やすとディレイも増えていくし、シーケンスで動作させるのはタイミングを合わせこめば良いとしてもリアルタイム演奏には向いていません。すみません。


そんな訳で、Vocovの場合はマイクで歌いながら掛け録り風に使うというのは、レイテンシーの面で厳しいと思います(DAWにもよると思いますが)。 まずは単純にシンセのつもりで、MIDIトラックに突っ込めば、デフォルトの音声(左下の4つが選択できます)で鳴ります。 マイク音声はまずは普通に歌って(喋るだけでもかまいませんが)、マイク音声のトラックを準備してから、キャプチャの挿入とか、後工程でやった方がわかりやすいと思います。

まあ、Vocoveeをリリースした今となっては DAWが対応してるのなら Vocoveeの方がおすすめではあるんですけどね。


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