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DTM / MIDI 用語の意味・解説

偏ったDTM用語辞典


SMF エスエムエフ

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スタンダード・ミディ・ファイル(Standard Midi File) の略。 MIDIの周辺規格として策定されたMIDIデータをファイルに格納するためのフォーマットの規格。 現在ではMIDI規格の一部として取り込まれている。 拡張子が ".MID"のファイルはこのフォーマットである。元々のMIDI規格自体はリアルタイムに演奏するための情報しか持たなかったため、これにどういうタイミングで信号を送り出すかの時間情報(デルタタイム)を加えてファイル化できるようになっている。 また拡張として歌詞などのテキストデータを格納する事も可能である。 全てをごちゃまぜに1トラックで収めるフォーマット0、トラック毎にデータを収めるフォーマット1、複数曲を1ファイルに収めるためのフォーマット2があるが、一般的に用いられるのはフォーマット0と1である。

フォーマット0はトラック毎に分かれた情報を持たず、いわばMIDIのデータをミックスダウンしたものである。そのため、再生だけを目的とした場合に向いている。

フォーマット1はトラック毎の情報を独立して持つため、シーケンサーのトラック毎に分解されたデータを扱う事ができる。

フォーマット2は元々カラオケなどでの使用を想定して策定されたようだが、実際には殆ど使用される事もなく、規格を作っているMMAにおいても忘れ去られている状況である。

【参照】
MIDI
MMA


g200kg