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DTM / MIDI 用語の意味・解説

偏ったDTM用語辞典


Phantom Power ファンタムデンゲン ファンタム電源

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ファントム電源とも言う。コンデンサーマイクを動作させる時に必要な +48V の電源であり、マイクのケーブルに重畳して送られる。コンデンサーマイクに対応したマイクプリアンプミキサーなどであれば、ファンタム電源 ON/OFF の切り換えの機能が付いており、ダイナミックマイクを接続する時は OFF、コンデンサーマイクを接続する時は ON するという使い方になる。また非対応機器にコンデンサーマイクを接続するための電源供給専用ユニットもある。

このファンタム電源というシステムはドイツのマイクメーカーであるノイマン社により開発され、コンデンサーマイクを使う際の標準的な規格となっている。

なお、一部の機器ではファンタム電源に対応としながら +48V の電圧に足りない機器も存在する。このような場合、接続するマイクによっては正常に動作しない事があるので注意が必要である。

また、ファンタム電源を入れた状態でダイナミックマイクを接続する事はちゃんとしたバランス型の信号出力を持つマイクとケーブルを使用するのであれば多くの場合問題ない行為である。ただし(端子が XLR であっても)アンバランス型の出力である場合は機器を壊す原因になる事もあり、避けるべきである。

IC レコーダーや PC などで使用される「プラグインパワー」もマイクに対して電源を供給する仕組みであるが、それとは違うものである。



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