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DTM / MIDI 用語の意味・解説

偏ったDTM用語辞典


PD Synthesis ピーディーオンゲン PD音源

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80年代、カシオが開発した音の合成方式。 PD は「フェーズ・ディストーション(Phase Distortion)」、つまり位相ひずみの事である。 当時ヤマハFM 音源方式の DX7 が大ヒットしていたが、カシオはそれに対抗する形で PD 音源を搭載した CZ シリーズを発売した。 それまではおもちゃ扱いの「カシオトーン」しか作っていなかったカシオがいきなり本格シンセサイザーに参入した形だが、特徴的な音が評価され、現在でも一定のファンを持つ。

PD の原理そのものは FM 音源に非常に近く、どちらかと言えば制限付きの FM 音源のようなものだが、サイン波からの合成だけであったDX7に対して、特徴的な元波形や柔軟なエンベロープジェネレータ等の周辺機能も含めて「 CZ の音」という評価を得ている。 現在ではカシオのシンセサイザー関連製品はそれほど多くはないが、ソフトシンセで PD 音源をシミュレートしたものなども存在する。

また、2012年に発表されたカシオの XW シリーズでは PD 音源そのものではないが、CZ シリーズで使用されていた波形を搭載している。


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