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DTM / MIDI 用語の意味・解説

偏ったDTM用語辞典


Patch Bay パッチベイ

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多数の機器間の接続の変更を簡単に行えるように、入出力の信号をまとめておくための機器の事。オーディオ信号用のものでは、入力用と出力用のジャックが多数並び、「パッチコード」と呼ばれる短いコードを使ってパッチベイ上のジャック間をつないで接続を変える事ができるようになっているのが一般的である。

ジャックは上下2段で構成されるのが普通であり、上下のジャックを組で使用する。接続には「フルノーマル」、「ハーフノーマル」、「ストレート」などのモードがあり、良く使用されるのは「ハーフノーマル」モードである。このモードではパッチコードが接続されていなければ上下が内部的に接続されており、入力側のジャックにパッチコードを接続すると上下の接続が切られるが出力側にパッチコードを接続した場合は内部接続は切られずに並列に信号を取り出せる。これに対して「フルノーマル」モードでは入力、出力のどちらかにパッチコードが接続されると内部接続が切られる。また、「ストレート」モードは内部接続をせず、必ず前面のジャックで接続するモードである。

オーディオ信号以外にも MIDI 信号のパッチベイなどもある。現在では機器のソフト化の影響などもあり MIDI のケーブルを頻繁に繫ぎかえる事自体減少しているが、かつては、「マブハチ」と呼ばれる KAWAI の MAV-8 という機種が普及していた。これは4入力と8出力の間をスイッチで切り替える非常にシンプルな機器であった。

【参照】
MIDI
MAV-8


g200kg